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2017/01/18のことば

完成した時は「全天候型多目的ドーム」という聞き慣れない言葉にフッと未来を感じたものだが、まさかコイツが野球観戦をここまで味気ないものに変えてしまうとは思いもしなかった...。

—サイト「球場巡礼」の東京ドームの項より

愛読しているサイト。

最初に読んだのは随分前になるのだが、それ以降このことばを、結構しばしば思い出す。

思い出すのは、(自慢になるが)縁あって尾花の意外なことに唯一度の開幕投手や、いかにも東京ドームらしいのだということにその時は気づかなかったデシンセイの第一号を目撃する幸運を得た者として、引用した部分全体に強く共感するからでもあるのだが、それだけではない。

それと同時に、それよりもむしろ、「フッと未来を感じたものだが、……」という表現が、深く心に刻まれたからだ。

一瞬、はっきりと見えたかに思えた未来が、やがて幻に過ぎなかったのだと思い知らされた記憶。

いくつもある。

そんな記憶が蘇る度に、この東京ドームのことを思い出してしまう。

そういえば昨日、全く関係ない文脈でだが

母の名は親仁の腕にしなびてゐ

—柳多留

も、ふと思い出したんだった。

この場合、かつて見えた未来が幻だったわけではけしてあるまい。

しなびることの尊さを噛みしめることで、苦しみを暫時、逃れたく思う。

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