ciguwerao

2014/05/12の記録:今日のDebian iBook(yaboot.confをいじって起動画面でOSXも選べるようにした)

今日(実は昨日)やったのは、/etc/yaboot.conf という書類をいじって、起動画面でOSXも選べるようにすること。
(Debian Wheezy LXDE on iBook G3 366 SE)

[参考記事:http://macubuntu.blog102.fc2.com/blog-entry-9.html

前に、LubuntuをPowerBookG4にインストールした時は、自動的に起動画面(yabootという仕組みの画面らしい)の選択肢の中にOSXも含まれるようになっていたんだけど、DebianはLubuntuよりやさしくないためか、あるいは別の理由によるものか、このiBookG3でも、この前LubuntuからDebianに切り替えたPowerBookG4でも、OSXは選択肢に含まれず、LinuxとCDしか選べなかった。

最初それをみて、OSXでは起動できなくなったのか、とあせったが、Macのパソコンはいつのころからか、Altキー(Macの世界ではOptionキーと呼ぶ)を押して起動すれば、起動ディスク (OS) を選べる仕組みになっていて、それをやればLinuxかOSXかを選べた。
そこでLinuxを選ぶとyabootの画面になるので、そこでもしOSXが選択肢に出てくれば、そこからもOSXで立ち上げることができるはず。

というわけで、現状では別にそのままでも問題ないんだけど、もしパソコンのスイッチを押したら放っておけばOSXが立ち上がっている状態を作りたくなったときに、困る。
yabootではデフォルトの選択肢(放っておけば選択されるOS)を決めておくことができるんだけど、Macの仕組みでそれをやる方法を知らないから。
今のところDebianがデフォルトで構わないんだけど、念のためyabootの選択肢にもOSXを入れておきたい。

やり方はそんなに難しくない。

まず、「ディスクユーティリティ」などの、ディスクをいじるためのアプリケーションで、それぞれのOSの入っているディスクやパーティションの名前を確認しておく。(分かっていれば次へ進む)
/dev/hda1
とか
/dev/sda4
とかいった感じの名前。

ディスクユーティリティがインストールされていなかったら、いずれ使うこともあるだろうから、パッケージマネージャなどでgnome-disk-utilityなどをインストールすればいいと思うけど、別に必須じゃない。
僕はそんなこともあろうかとDebianをインストールするときにメモをとっておいたので、このiBookに関しては必要なかった。

次に、上に書いたように
/etc/

yaboot.conf
という書類があるので、それをエディタで開く(root権限で)。
それを開くと、その書類の中に多分次のような説明書きがあると思う。

## For a dual-boot menu, add one or more of:
## bsd=/dev/hdaX, macos=/dev/hdaY, macosx=/dev/hdaZ

これにしたがって、上で確認しておいた名前をhdaX,Y,Zのところに代入して、多分どこでも好きな所に書き加えておけばいいと思う。
僕は

enablecdboot

と書いてある行のすぐ下に書き加えてうまく行っているので、不安なひとはそこに書いておけば大丈夫。 (もちろんOSXだけならmacosxだけ、MacOSだけならmacosだけ書いておけばいい)
保存。

仮にOSXをデフォルト(上に書いたように、放っておいたら選択されるOS)にしたかったら、

defaultos=macosx

と、これもどこかに、書き加えて置けばいい。

boot=/dev/hda2

などと書いてあるのが、Linuxのことだが、それをデフォルトにしたければ、何も書かなければいい。

最後に、端末(ターミナル)を立ち上げて、

sudo ybin

と打ってエンター。
ここで、僕の場合、下に書くことと関係すると思うが、そんなファイルシステムは知らないよ、みたいなエラーが出たが、特に問題なかった。

必要な情報は以上で、ここからは僕のケースについての報告。

ネットで検索した限りでは、普通いじる前の書類ではたとえば上に書いたように

boot=/dev/hda2

といった風に書いてあるらしいのだが、僕の場合、 iBookG3でもPowerBookG4(Lubuntuの時もDebianの時も)そういう簡単な記述になっていなくて、

boot="/dev/disk/by-id/scsi-SATA_TOSHIBA_MMMMM_NNNNNNNN-part7"

のような記述になっていた。

さっき書いたように、LubuntuのPowerBookG4では、最初からちゃんとOSXも選択肢に含まれていたのだが、そのOSXも、

macosx="/dev/disk/by-id/scsi-SATA_HITACHI_XXXX_XXXXXXXXX-part3"

のような感じになっていた。

それで、 "/dev/sda6" のような書き方では僕の場合はダメなのかと思ったんだけど、かと言ってどうやって書いたらいいか分からなかったので、試しに "/dev/sda6" と書いたら、それで問題なかった。

ということは、boot= の方も "/dev/sda7" と書き直しちゃってもいいんじゃないかと思うけど、もしダメだったら面倒なことになりそうなので試していない。

逆に、これはPowerBookG4にDebianを入れてからの話だが、Lubuntuの時と違ってOSXが最初は選択肢になかったので、
boot=
の方からコピーペーストして、最後のpart4のところだけを調べておいた "/dev/sda3" の数字に合わせて "part3" と書き換えてみたんだけど、これではうまく行かなかった。
何か他に書き違いがあったのかもしれないけど、 "/dev/sdaX" という書き方じゃないとダメなのかもしれない。

あと、これもDebianのPowerBookG4でのことだが、一度

macosx=boot="/dev/dis/....."

という、明らかな書き違いをして、それに気づかず "sudo ybin" をやってしまったら、 OSXがたち上がらないだけじゃなくて、"boot= " のところには問題がないにもかかわらず、 Debianも立ち上がらなくなってしまって大変に難儀した。
yaboot.confは、一ヶ所でも変なところがあると大変なことになるらしい。くれぐれもご注意を。

で、yaboot.confというのはそれ自体が働く設定ファイルなんじゃなくて、 ybinのコマンドによって、その内容が、 Debianなどをインストールするときに作ったbootパーティションの中にあるファイルに書き写されてはじめて機能するものらしい。
だから、最初ybinをやり忘れたまま、うまく行かないなあ、とか悩んだりもしたんだけど、書き違いのミスをしたときは、修正に戸惑い手間取った。
コンピュータが立ち上がらなくなったときのために、前に作ったLubuntu12.04のLiveCDをとってあって、それで立ち上げて
/etc/yaboo.conf
を書き直したりしたんだけど、それではラチがあかなくて(それをbootパーティションのファイルに書き写す方法がわからないから)、色々検索してAppleのサポートページの掲示板で見つけた記述にしたがって、 OSXで立ち上げた上で、上述のbootパーティションをマウントさせて、その中にもあるyaboot.confを直接書き直して、何とか修復できた。

bootパーティションをマウントさせるやり方は、ターミナルのmountコマンドを使ったんだけど、よく分からないうちに何となくできちゃったんで、手順を紹介はできない。知りたい人は上のリンク先を見てほしい。まあ、何とかすれば何とかなるということだ(危ない橋を気づかずに渡ったのかもしれないけど)。

参考にしたのはリンク先の以下のコメント。

はに10134498-imported 
 2005/09/20 1:03 
gb_swan-imported への返信 

> マウントポイントってどうすれば設定できるんだっけ?

うーん、なかなか前途は厳しそうです。
mkdir /Volumes/ln-boot
mount -t hfs /dev/disk0sX /Volumes/ln-boot

かな。ln-boot の名前は何でもいいです。

【一つ、書き落としていたが、このiBookにはOS9も入っている。 OSXと同じパーティションに。それで、
/etc/yaboot.conf
には "macosx=dev/sda6" に続けて "macos=/dev/sda6" とも書いておいた。その結果、 yabootの画面にはちゃんとMacOSXとMacOSの二つとも選択肢として出てくるようになったのだが、 MacOSの方を選んでも、立ち上がるのはOSXだった。パーティションが違えば、また違う結果になるのかと思う。また、 MacOSXでも、 MacOSでも、起動ディスク(起動OS)を設定できるんだけど、現状ではMacOSXが起動ディスク (OS) として設定してあるからOSXの方が立ち上がるんであって、仮にOS9の方を起動ディスク (OS) として設定しておけば、逆にyabootでOSXを選んでもOS9で立ち上がるんでないかと思う。未確認だが。(05/13)】

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2014/05/10の記録:PowerBookG4 (12) へのDebian Wheezyのインストール

今日というより昨日なんだけど、やったことを簡単にまとめておく。

ちょうど一年前までメインのパソコンとして使っていたPowerBook G4 1.33 12に、Debian Wheezyをインストールした。

このパソコンには実は、既にLubuntu(13.10 → 14.04)を入れていたんだけど、色々不具合があって、動きも鈍かった。そもそも去年さすがに苦しいか、と思って新しくMacMiniを買ったくらい重たくなっていたOSXの方が、まだLubuntuよりはまし、ということに久しぶりにOSXで立ち上げたときに気づいてしまい、LubuntuはEeePC900HAにも入っていることもあり、不具合を解消するためのモチベーションがなくなったので、Lubuntuはクビにすることにした。

それで、あいたところに、iBookG3 366 SEに入れてすっかり気に入ってしまったDebianを入れることにした。
Lubuntuよりはマシな動きをしてくれることを期待。

iBookはLXDE版にして、それ以外入れてないが、iBookに比べればスペックの高いPowerBookなので、他のデスクトップも試してみたいという気持ちもあった。一番のお目当てはねずみだが、前にDebianの普通のiso(つまりGNOMEのやつ)をCDに焼いてあったので、それを使って、後でXfceとLXDEを入れることにした。

簡単にまとめるといったのに、いつも通りダラダラ書いてきてしまったが、この先は簡単にする。

まずインストールだが、ちょっと迷ったのはパーティションで、前回Lubuntuをインストールしたときのままの分け方でいいので、それぞれのパーティションの中身を消すだけにしようと思ったのだが、「このパーティションのデータの削除」をやってみたらやたらと時間がかかりそうだったので、キャンセルして「パーティションの削除」にした。そうするとその部分が空き領域となる。これは「ext4」になってた所だが、「スワップ」、「boot」と表示される前回のLubuntuインストールの際に作られたパーテションをすべて削除して、ひとかたまりの「空き領域」にしてから、パーティションの最初の画面に戻って「ガイド - 最大の空き領域を使う」にして、進めた。あとは悩むことはなかった。


(最初の状態)


(この画面で「パーティションの削除」を選ぶ。これは「スワップ」の例だが、上の画面で「ext4」「boot」となっている部分も同様にする)


(三つとも消すと、こうなる。一番後ろに40ギガの空き領域ができる)


(ガイドによるパーティショニングをすると、こういう選択肢が出るので、初心者の僕は「すべてのファイルを一つのパーティションに」を選んだ)


(そうすると、こうなって、最初と同じパーティショニングがされるので、「パーティショニングの終了とディスクの変更の書き込み」を選んで、先に進める)

で、Debianが立ち上がると、GNOMEのセッションになるわけだが、これがひどい。
所々文字化けする上に、上の方にあるアイコンの大きさが変だし、そもそもウインドウが枠だけモヤッと出て中身が表示されない。
これはダメだ、と思って、慌ててXfceをインストールしようとSynapticパッケージマネージャを起動させてみたが、そもそもウインドウの表示が変なんだからパッケージのインストールどころじゃない。
想定外の事態に慌てふためいて、iBookに使ったLXDE版CDで再インストールか、とか思ったが、とりあえずログアウトしてログイン画面に戻ったら、セッションの選択肢にGNOME classicがあったので、それを試してみたら、アイコンがいくつか変なことを除けば特に問題なく使えた。

しかしパソコンがいきなりシャットダウンしてしまう。大ショック。

頭ではこれは電源管理系のトラブルで、とりあえず

/etc/modules

pmu_battery

と書き込んでみれば治るんではないかと分かっていたのだが、最初の表示が変なことと合わさってすっかりGNOMEに恐怖心をいだいてしまったので、早くGNOMEから脱出したい一心でSynapticパッケージマネージャでXfceをインストール。
インストール中にまたパソコンが落ちないか、とヒヤヒヤするが、インストールは無事すんで、再起動しようと思ってメニューのログアウトを選んだところで落ちた。

今度はXfceで立ち上がって、憧れのねずみと初対面を果たしたのだが、正直それどころの気分じゃなかった。
色々設定している途中でまた落ちたので、早く/etc/modulesをいじればいいのにと頭では考えながら、慣れ親しんだLXDEにして落ち着こうと、インストール。

LXDEで立ち上げると、下のパネルのアイコンが表示されない不具合があって嫌な気持ちになるが、とりあえず急いで、/etc/modules に pmu_battery と書き込んでおいた。他にも色々いじっていたので、ほんとにそれがよかったのかどうかよく分からんが、とりあえずそれ以降急に落ちたりしなくなった。
(アイコンの不具合は実際はアイコンの不具合ではなく、後述する、モニタ認識の問題のようだ。これまた後述する措置をとればアイコンは表示される。だからLXDEに問題があるわけではない)

これで自分も落ち着いて、Xfceをいじり始めた。

これからは順不同の箇条書きでいく。
(以下の記述はDebianのXfceデスクトップについてだが、GNOMEのをインストールした後で追加したXfceなので、最初からXfce版を入れた場合と違いがあるかもしれない)

・デフォルトではインプットメソッドはuim-anthyを使っていたようだが、uimは使い慣れないし、上のパネルの表示領域では足りないくらいの大きさのパネルが出てきているようで、一部が隠れてしまうのが気に入らないので、ibusとibus-anthyをインストールした。

(右上、青っぽいのがuimのパネルだが、端が欠けている)

・フォントは、Takaoフォントと、mscorefonts (ttf-mscorefonts-installer)と、ubuntuのフォントとCourier Primeをインストールした。後二者はサイトからダウンロードしてきて/usr/share/fontsに入れた。

・ttf-mscorefonts-installerは、最初パッケージマネージャに出てこなかったが、リポジトリでcontribにチェックをいれ、http://security.debian.org/ Wheezy main を追加したら出てきた。どっちが効いたのかよく分からんが、後者の方はうまくつながってないような表示も出てくる。

・上のパネルに表示させる時計は、デフォルトのでなく、orage のにした。理由は単に、フォントを変えられるから。フォントを上でインストールした Ubuntu Condensed にすると、スペースを節約できる。時計の表示は

%m/%d %a %R

にした。左から 月/日 曜日 二十四時間制の時・分、の意味。

・僕がこだわるキーボードレイアウトについてだが、一応「メニュー>キーボード>レイアウト」でレイアウトの追加はできるが、オプションの設定はできない。パッケージマネージャで "xfce-xkb-plugin" というのを落としてきたら、パネルに「キーボードレイアウト」を追加できるようになる。旗画像はでかすぎるが、表示をテキストにすると、僕の好きなタイプライター風のフォントで表示され、感じがよい。


(右上隅の "jp" がそれ。時計のフォントが Ubuntu Condensed にかわっている点にも注意)

しかし、このプラグインではオプションは切り替えキーとコンポーズキーの設定しかできず、なお悪いことに他の方法でやったそれ以外の設定を上書きして無効にしてしまう。

(この前の記事で書いたような内容のコマンド (setxkbmap) を自動起動させるようにしたのだが、セッションの起動の際にそれが動いた後でこのプラグインが起動するらしく、上書きされてしまう。システムの設定の方をしても、当然上書きされる。僕がこの前Lubuntuについていだき、それは杞憂に終わった懸念が、Xfceでは実現してしまっていた)

見た目は僕の好みなのに残念ながら使えないので、キーボードレイアウトの表示・切り替えはxxkbに頼ることにした。xxkbについては後述する。


(青い "Jp" がxxkbの表示。青いのは自分でそう設定したからで、色は自由に変えられる。青にした理由は後述。ちなみに、次にあげる写真ではよく見ると字体が変わっているのだが、これは実は大きな違いで、背景色にテキスト表示、から、Gimpでつくったアイコンへの変化。xfce-xkb-pluginのタイプライター風フォントを再現したかったのだが、xxkbのフォントの設定は、できるはずなのだが素人向けじゃないためかうまくいかず、一方xxkbはアイコン表示にも対応しているので、アイコンを自作したわけ)

・デスクトップの見た目の構成は、OSX風を意識してみた(iBookのLXDEがxp風なので。でも、エクスポゼが再現できないんだよな。OSXの一番いいところは、僕の考えではエクスポゼ【*】)。具体的には、上のパネルから「ウインドウ・ボタン」を削除し、下のパネルの右の方に入れ、アイコンだけの表示にした。下のパネルは出たり消えたりするようにした(OSXでも、ドックは出たり消えたりする設定にしてるので)。これはOSX風というよりOS9風だが、上のパネルの右端に「ウインドウ・メニュー」を入れた(これは、OSXで「OSXにOS9のアップルメニューを復活させる」というふれこみのX-assistを使った状態に近づけることができる)。

【*その後、Skippy-XDとBrightsideという仕組みを使えばエクスポゼのような機能が再現できることがわかりました。このブログでは、きちんとまとめた紹介記事を書くつもりでいながら未だに書いていませんが、2015/03/11の記録2016/04/12の記録で触れています。(2016/05/17追記)】


(普段は上の写真の様に隠れていて、ポインタを持っていくとこうなる)


(ちなみに、メインのMacMiniのデスクトップはこんな感じ。散らかってる。アイコンがでかいのは僕の趣味。ドックは普段は隠れる設定にしてあるが、撮影のために出した。右上からプルダウンしてきてるのがX-assistで、「ショートカット」を選ぶと、登録しておいたアプリケーションを呼び出せる。これがあるのでドックには最小限のアプリケーションしか登録してないんだけど、それはXfceでは「ウインドウ・メニュー」ではなく左上の「アプリケーションメニュー」からやる。つまりX-assistはウインドウ・メニューとアプリケーションメニューを兼ねているようなもんだ。ただし、ウインドウごとの呼び出しはできず、アプリケーションの呼び出しにとどまるが)

・最初「ターミナルが使えない」とあせったのだが、それはデフォルトのターミナルになっている「GNOME 端末」の色の設定が、「システムのテーマ色を使用する」にチェックが入っていた結果、背景黒、文字も黒、と言う馬鹿げたことになっていたためだった。つまり何か打ち込んでも見えなかっただけで動かなかったわけではなく、色の設定を変えれば当然問題なく使えた。

・LubuntuでもLXDE Debianでも愛用しているxfce-screenshooterをインストールしたのだが、日本語名が最初から入ってたGNOMEのと同じ「スクリーンショット」となっているので紛らわしい。
/usr/share/applications/
のGNOMEの方の.desktopファイルに、

NoDisplay=true

と追記して、メニューに出てこないようにした。アンインストールしちゃえばいいんだけどね。

・GNOMEに恐怖心をいだいてしまった僕としては、ログイン画面がGNOME風なのが恐ろしい。そこで、ディスプレイ・マネージャをgdm3からlightdmに変えた。パッケージマネージャでlightdmをインストールすると、デフォルトにしますか? ときいてきてくれるので、はい、と言うだけ。
(後で変えたくなったら、/etc/X11/ に default-display-manager という書類があるので、それをエディタで開いて書き換えればいい)

・lightdmだと、デフォルトでは名前も打ち込まなきゃいけなくて面倒だし(そっちの方が安全だけど)、毎回セッションを選ばないとデフォルトのセッションになっているあの恐ろしいGNOMEセッション(classicじゃない方)が立ち上がってしまうので、
/etc/lightdm/lightdm.conf
を書きかえた。具体的には、中ほどの [SeatDefaults] のところの、

greeter-hide-users=true

の頭に # を加えて働かなくする(true を false にしてもいい。これで名前は選択式になり打ち込まなくてよくなる)。
次に、

#user-session=default

の方を、逆に頭の # をとって機能させる。これは、ユーザーごとのデフォルトセッションを決める、と言う設定で、ようは最後に選んだセッションが次回選択された状態になるということ。ホームディレクトリにある .dmrc に書いてある。
(システムのデフォルトのセッションをGNOMEじゃなくする方法、ご存知の方がいたら教えてください。Xfceをはじめて起動させたとき、デフォルトにしますか? ときいてくれたのに、いいえ、にしてしまったのがくやまれる。)

・この不具合は大きな不具合で、まだ直し方が分からないんだけど、画面の表示が変になる。ログイン画面で下5分の2くらいが汚らしくなり、立ち上がった後も、特にブラウザなどで表示が乱れ、水平な縞状に文字等が見えない部分ができる。おかしな話だが、「メニュー>設定」の「ディスプレイ」でも「モニター」でもいいんだけど、解像度をいったん800x600などにして、すぐに1024x768に戻すと、とりあえず作業をしている限りは変な表示はなくなる。シャットダウンしようとすると (多分セッションを終了すると、だとおもう) ログイン時のような下の方が汚い画面になるし、ログアウトしてログイン画面を呼び出しても同じ。次にパソコンを起動させても同じ。これを直すために色々苦労したが、直らない。iBookでは画面の輝度設定ができるのに、このパソコンではできないことはヒントになるかと思う。モニターをうまく認識してないんじゃないかな。


(写真にしてみると、結構無惨な状態だな。ディスプレイ・マネージャがlightdmになってる点にも注意)


(ログイン後はこの状態。ログイン画面ほどひどくはないが、この写真のような状態のiceweaselで記事を読むのはつらいので、上に書いた作業を毎回やらねばならぬ。それをやればあとは問題なくなる)

【その後、悲しい情報を入手してしまった。まず、Open the Nextさんの記事を見つけた。それによると、xserver-xorg-video-nouveauというものに問題があるので、xserver-xorg-video-nvというものがあることを確認した上でxserver-xorg-video-nouveauを削除するとよい、とのこと。さっそくxserver-xorg-video-nouveauとxserver-xorg-video-nvを探してみると、問題のある前者はあったが、後者はなかった。nvの方がないのでは別の問題があるのだろうと思ったが、とりあえずxserver-xorg-video-nouveauを削除してみると、上の写真のような画面下部の不具合はでないものの、画面全体が美しくないものとなった。「モニタの設定」を見てみると、解像度の選択ができなくなっており、リフレッシュレートは60のはずが0になっていた。やはり、nvもnouveauもなし、とはいかないようだ。xserver-xorg-video-nouveauを再インストールして、またネット検索してみると、Debian on a PowerBook G4. Tweeks and thoughtsというページが見つかった。これによると、やっぱりこのPowerBookにはnouveauはあわず、僕と同じ問題が生じるが、根本的な解決策は見つからず、対症療法的にxorg.confをいじっている、とのこと。肝心のxorg.confの内容は紹介してくれてない。この記事には、nvがあればいいんだけど、wheezyにはnvはない、とも。さっき紹介したOpen the Nextさんの記事は前のバージョンのsqueezeについてのものなので、nvがあるわけだ。どうも、僕の手に負えることではなさそうでめげた。(05/11)】

【「対症療法」のやり方がわかった。まねしてみたら、まあ満足行く結果が得られた。05/14の記録参照 (05/14)】

まだいろいろあるように思うが、とりあえず今はこれくらいにしておく。

【大事なことを書き落としているのに気づいた。Wifiの設定。ツルプレスさんの紹介してくれているJeremy Tarlingさんの記事の記述に従ったらうまくいった。】

ちなみに、xxkbを知ったのはEeePC上でこの3月に密かに、しかし着実に進めた「Lubuntu パピー化計画」の過程でのこと。
パピー化に際しては、見た目だけの話なのだからほかのやり方もあろうが、とりあえずパピーに忠実にjwmを導入した。で、このjwm、なかなか感じがよく大変気に入ったのだが、キーボードレイアウトを表示する仕組みがない。そこで、keyboard layout indicator で検索して見つかったのが、xxkb。
パピー化されたデスクトップでは、下の写真を見てもらえばわかるようにパネルの色が青に設定されているので、xxkbの表示の背景色も青にしたというわけである。
Xfce用に別のアイコンをつくってもいいのだが、試しにやってみたらそれほど悪くもないので、パピー化LubuntuとDebian Xfceでアイコンを共有することにした。
背景透明のアイコンもつくったのだが、色のあるところしかクリック判定してくれない、というよけいな配慮がしてあるので、文字だけであとは透明、というアイコンは実用的でなかった、というのもある。

これがパピー化されたLubuntuのデスクトップ。右下の "jp" がxxkbの自作アイコン。周囲とよく調和していると思う。
その右はjwmのパネルに幅100ピクセルの空間をあけた上でFcitxのパネルをそこに設置している(04/23の記録の最後に書いたように、デフォルトのLubuntuセッションでも同様のことをしている)。この辺はパピーとは違うところ。
デスクトップはパピーに忠実にロックスファイラを使っているが、ファイルマネージャはPCManFMの方が使い勝手が良いので、そっちにしてる。
パピー化ルブントゥとルブントゥデフォルトは、ログイン時のセッションの選択で切り替えられる。

パピー化計画はもう完了していて、その過程を書こう書こうと思っているんだけど、めんどくさくて延び延びになっている。2ヶ月近く経っちゃったんで、詳しい手順は忘れちゃってる。とりあえず、アイコン関係がめんどくさかった。
本物のパピーはこれ。

(久しぶりに立ち上げたよ)

【xxkbについて、設定の方法など詳しいことは、また後で書く。この下に追記するかもしれないし、新しい記事を立てるかもしれない】

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2014/05/08の記録:今日のDebian iBook(フォントをきれいにする)

== 2016/09/21追記 ==

この記事はDebian Wheezy (7)についてのものですが、同じことをJessie (8)でやった記事を書きました。多少違いがあるのでJessieの方はこちらもご覧ください。

========

今日やったのは、フォントをきれいに表示させること。
(Debian Wheezy LXDE on iBook G3 366 SE)

昨日なんの気無しに、Synaptics パッケージマネージャであれこれ見ていて、フォントをいくつかインストールしてみた。
で、そのフォントを試しに表示させてみようと思ってリブレオフィスを立ち上げて何行か打ち込んで、フォントを色々変えてチェックしたら、どれもこれも思いのほか汚らしく表示された。こんなに汚かったっけ、と思って、iceweasel で自分のブログを見てみたら、やっぱり汚らしかった。

新しくフォントをインストールした際に、設定が変わったりしたために汚くなったのか、元から汚かったのか、記憶がないので今更確かめようがないが、フォントをきれいに表示させる方法はないかと「debian font設定」で google 検索してみたら、(defun blog () t)さんの記事と、さかな前線さんの記事が見つかった。真似してみたらきれいになった。

というわけで、今日の記事は完全に人のうけうり。(defun blog () t)さん、さかな前線さん、感謝いたしております。

万が一お二方がブログを閉鎖されたり、記事を削除されたりした場合のために手順を書いておくが、当然功績はお二方にあって僕にはない。

昨日の段階で僕は、上に書いたようにSynaptics パッケージマネージャでTAKAOフォントはインストールしていた。

そこでまず、(defun blog () t)さんの記事でリンクのはられている、Ubuntu12.04のフォント設定(/etc/fonts/)をダウンロードしてきて、解凍した中身を
/etc/fonts/
に上書き。
(念のため、元のファイルはバックアップをとっておいたほうがいいだろう。僕はそうした)

次に、さかな前線さんの記事に従って、
sudo ln -s /etc/fonts/conf.avail/10-unhinted.conf /etc/fonts/conf.d/
をやる。

このコマンドは、
/etc/fonts/conf.avail/10-unhinted.conf
へのシンボリックリンクを、
/etc/fonts/conf.d/
に置く、というものらしい。


作業はこれで終わり。
あとはログオフ・ログアウト、もしくはコンピュータを再起動するだけ。

作業前。

作業後。

写真じゃ小さいからよくわからないかな。
僕としては満足だ。
ただし、右下のキーボード配列の表示の「JP」だけは、作業前のほうが荒っぽい感じで好きだったな。

【その後、いろいろ試してみたが、フォント表示をきれいにする意味では、さかな前線さんのやり方が有効なようだ。(defun blog () t)さんの紹介されているやり方は、どちらかといえばどういうフォントを好むかの問題と思われる。なお、右下のキーボード配列表示のフォントは、「メニュー>ルックアンドフィールを設定します」で設定できる「デフォルトのフォント」になる。(05/30)】

あと、ここから先は僕が思いつきでやったことだが、「メニュー>ルックアンドフィールを設定します」の「フォント」タブを選んで、lubuntu の(多分デフォルトの)設定にあわせて「ヒンティングのスタイル:微小」、「サブピクセルの配列:RGB」にしたら、デスクトップ周りのフォントの表示がさらにきれいになった気がする。
前者はよくわからんが、後者は特に有効だったと思う。

もうひとつ、全く別の件だが、PCManFM で「rootユーザとして現在のフォルダを開く」が機能せず、「Failed to execute child process "xdg-su -c '%s'" (そのようなファイルは存在しません)」というエラーが出ていた(エラーの文句はうろ覚え)のだが、思い立って検索して見つかった
[How-to] Open PCManFM as Root / Solve "Failed to execute child process" error
という記事に従って PCManFM の編集メニュー>設定の「高度な設定」タブを開き、「ユーザ切り替えのコマンド」を
gksu %s
に書き換えたら、うまく機能するようになった。

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2014/05/07の記録:Lubuntu (14.04) でのxkb optionの設定

昨日はDebianを例にxkbを利用したキーボードレイアウト関連の設定の仕方について書いたが、それをLubuntuで実行する方法について今日は書く。
Lubuntuのバージョンは14.04だが13.10でも一緒だったと思う。

Lubuntuでの設定は面倒なことになるかな、となんとなく思っていたのだが、拍子抜けするほど簡単だった。

パネルに「キーボード配列の設定」のアイコンがあると思うが、それを右クリックして、「"キーボード配列の設定"の設定」を選ぶ。

設定ウインドウの右上に一行、字が打ち込めるようになっているのだが、そこに、昨日書いたオプションの記述(XKBOPTIONS= で始まる行の " " の中だけ)のうち、ホットキーの設定以外についての文字列をそのまま打ち込む。(ホットキーの設定は設定ウインドウの左下でできるため)

これで終わり。
多分ログアウト・ログインで有効になるんじゃないかと思うけど、もしかしたら設定ウインドウの「閉じる」を押しただけで、その場で有効になるのかもしれない。
僕は慌ててログアウトしちゃったので、どっちかわからないが、少なくともログアウト・ログインで有効になるのは確実。

(昨日書いたのはシステムの設定だが、今日のは個人設定。念のため)

【念のためついでに追記しておくと、05/06の記録05/02の記録で詳述した設定はLubuntuでも使える。ただしこれは上に書いたようにシステムの設定で、Lubuntuにはこの記事で紹介した「キーボード配列の設定」の仕組みがあり、こちらは個人設定。
システムの設定は個人設定に上書きされるのが基本だと思うので、「キーボード配列の設定」で細かい設定ができないと、05/06の記録で紹介した形で細かい設定をしても、細かい設定がされていない個人設定(=「キーボード配列の設定」の設定)で上書きされ、無効になるのではないか、というのが、冒頭で書いた僕の懸念だったわけだが、それは杞憂であった、ということだ。
ただ、考えてみれば、二枚目の写真の「キーボード配列の設定」のウインドウを見ると「システムの設定を維持する」というチェック項目があり(この部分は日本語訳がされていないみたいで、僕の環境だとフランス語表記になっている。普通は英語表記になるんだと思う)、システムの設定をした上でそこにチェックを入れておくという方法もとれるようだ。 (05/08)】

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2014/05/06の記録:キーボードレイアウトのカスタマイズ (Linux)

僕はとてもうれしい。

事の始まりは、キーボードレイアウトの切り替えに使うホットキーを05/02の記録に書いたように Control+Shift にしてしまうと、多少不都合が生じるということに気づいたことである。

具体的には、エディタでもワープロでも何でもアンドゥ(元に戻す)をやるときにはご存知の通り Control+z をやるわけだが、やっぱりそれでいい、となってリドゥ(やり直す)をやるときには、こちらはソフトによるかもしれないが Control+Shift+z を押す場合がある。僕がよく使うリブレオフィスはそうである。
で、この組み合わせが、キーボードレイアウトの切り替えに指定した組み合わせとかぶってしまうのだ。

ただし、キーボードレイアウトの切り替えは Control と Shift だけを押して、それを離したときにはじめて実行されるので、z とあわせて押して離しても、キーボードレイアウトは切り替わらない。
だから絶対にダメ、というわけではないのだが、やり直そうかと思ってシフトとコントロールを押して、やっぱいいや、となって離してしまうと、レイアウトが切り替わってしまったりして、ちょっと面倒なことが起こる可能性がある。できればほかの組み合わせにしたい。

== 05/30追記 ==

この点、勘違いがあった。元Windowsのパソコンではここに書いた通りなのだが、Appleのパソコンだと、少なくとも僕の持っている二台(PPCのノート)では、Control+Shift を押した段階でキーボードレイアウトが変わってしまう。したがってこの設定は使えない。

========

05/02の記録に書いたように、そのホットキーの設定は、
/etc/default/keyboard
というファイルの

XKBOPTIONS=""

の行を

XKBOPTIONS="grp:ctrl_shift_toggle"

とすることで設定できる。

そこで、"grp:ctrl_shift_toggle" に代えて、例えば "grp:ctrl_space_toggle" とか、 "grp:ctrl_super_toggle" などと書いてみたのだが、うまく機能しない。
そこで、好きな組み合わせに自由に設定できるわけでなく、あらかじめ決まった組み合わせしか選べないのではないかと考え、改めてこうした設定を司る xkb という仕組みの情報がまとめられた、
/usr/share/X11/xkb/rules/base.lst
というファイルを良く見てみた。

ホットキーの設定に関しては、案の定自由に決められるわけではなく、結構限られた選択肢の中からしか選べない。それぞれの選択肢の得失について色々考え、結局、上で書いたように Control+Shift が絶対ダメなわけではなく、ほかの選択肢と比べれば一番まし、という結論に至ったので、ホットキーについては元のままでいくことにした。その点は残念なことで、ハッピーではない。

== 05/30追記 ==

上に追記した通りこの設定は使えないので、右シフトをキーボードレイアウト切り替えのキーに指定した。この点についても実は元Windowsの機械とAppleの機械で違いがあり、Appleの機械はシフト単独だと左右とも左シフト扱いになり、fnキーと一緒に押すと左右とも右シフト扱いになる。したがって実際にはfn+Shiftがキーボードレイアウト切り替えキーになる。同じAppleの機械でも、デスクトップマシンだと(外付けキーボードだと)変わってくるかもしれない。元Windowsの機械は普通に左シフトが左シフトで右シフトが右シフト。そのため、元Windowsの機械では設定を変えて、両方のシフトを一緒に押すとキーボードレイアウトが切り替わるようにした。本当はAppleの機械でもそうするつもりだった。

========

しかしそれに勝るハッピーなことがあった。

xkb の設定の option では、ホットキーのほかにもいろいろな設定ができる。
その中で、僕が長年(=3月にはじめて Linux に触れて以来)頭を悩ませてきた、第3レベルの文字・記号の打ち方の設定があった。

第3レベルと言ってもピンとこない人も多かろうから説明しておくと、第1レベルというのはキーをそのまま打って出る文字・記号で、第2レベルがシフトと一緒に押すと出てくる文字と記号である。

英語はそれだけでほとんど事足りるし、日本語はいずれにしても変換という作業が必要なので、キーのレベルでなんとかする必要性はあまりない。

しかし世の中には、英語の文字・記号じゃ足りないけど、日本語や中国語ほどには文字がないので、もう一工夫することで全部の文字を出したくなるような言葉がたくさんある。
そういう言葉のためにあるのが第3レベルの文字・記号であり、普通は右Alt( Alt Gr と言ったりもする)と一緒に押すとそうした文字や記号が出るようになっている(ちなみに 右Alt+Shift+ で出るのが第4レベル)。

例えば僕が使おうとしているカナディアンマルチリンガル配列は、次のリンク先の画像のようになっている。

この画像で、青で示されているのが第3レベルの文字・記号である。

フランス語を打つときには、この第3レベルの記号を使わないとちょっと苦しい。

一番重要なのが英語の where にあたる où という単語で使うアクサングラーブのキーである。
上のリンクの画像を見てもらえばわかると思うが、カナダで売ってる(と思う。僕はカナダに行ったことがないので確かめてはいない)キーボードには左Shift と z の間にちゃんと ù のキーがあるので、第3レベルは使わなくていいのだが、日本のキーボードにはそのキーがない。そこで p の右のキーの第3レベルを押してから u を押して ù を出すことになる。
また、フランス語(やロシア語)では会話や引用などの括弧として " " ではなくて、« » を使うのが普通である。ワープロソフトであれば、" を打てば勝手に « などに変えてくれたりするが、テキストエディタではそれをしてくれないのが普通だし、勝手に変えられてかえって迷惑なこともある。これも z と x の第3レベルを使う。
その他、{} [] も第3レベルを使う。

というわけで、フランス風にフランス語の文章を書こうとすると、第3レベルは必須なのである。

ところで、さっき、普通第3レベルは右アルトと組み合わせる、と書いたが、これはウィンドウズやたぶんリナックスでは普通、ということであって、僕が長年使ってきたマックでは MacOS でも MacOSX でも、左右のアルト、どちらでも良い。
ノートパソコンでは右アルトが省略されていることも多いし、ウインドウズでは右アルトだけ、ということも知らなかったので、左アルトを使う習慣ができてしまっている。
できれば左アルトで第3レベルを出したい。

そのために右アルトと左アルトを入れ替える設定の仕方をあれこれ悩み、xmodmap での実現を試みていたのだが、なかなかうまくいかずに苦しんできた。
それでもなんとか、右も左も第3レベル用にする設定までは xmodmap で実現できたので(*)、それで手を打つか、と思っていたのだが、ちょっと無理矢理な所もあるし、さしあたり思いつかないとはいえ元々アルトに割り当てられた機能を使いたくなったときにそれが使えるようにしておけた方がベターなので、右と左の入れ替えを実現したいと思っていた。

それが今回実現したのだ。

夢のようだ。

具体的には、

XKBOPTIONS="lv3:lalt_switch,lv3:ralt_alt"

と書く。

lv3:lalt_switch

は、左アルトを第3レベル用スイッチとして使う、という意味で、

lv3:ralt_alt

は、右アルトの方は普通のアルトとして使う、という意味。

僕の望み通り、完璧な設定である。繰り返すが、夢のようだ。

== 注 ==

*ちなみに、xmodmap の無理矢理な設定とは、詳しい説明は省くが home ディレクトリに .Xmodmap というファイルをつくり、その中に、

remove mod1 = Alt_L
keysym Alt_L = ISO_Level3_Shift

と書いておいて、

xmodmap .Xmodmap

というコマンドで実行する、というやり方。それを起動の際自動実行するようにすれば良い。
上の行は左アルトからアルトの機能を奪う、ということで、二つ目の行は左アルトの機能をレベル3用キーに置き換える、という意味。
右アルトはいじらないので、日本語配列の際は右アルトはアルトとして使えるが、カナディアンフレンチでは元々右アルトがレベル3用になるので、両アルトがレベル3用になる。

=======

ただ、これだけでは問題は終わらない。
フランス語には œ という文字があり、仕事・作品と言った意味の œuvre という言葉や、卵という意味の œuf という言葉など、それなりに使う言葉に使われる。
œ が使えないときは oe で代用してしまってかまわないので、こだわらなければ別にいいのだが、ちょっとかっこ悪いしできれば正確に œ を使いたい。フランス人の頭の固いえらい人を相手にするときなどは、ちゃんとしておかないと不利益を被ることも、もしかしたらあるかもしれないし。

Macで使う Canadian French CSA という配列では、この字は Alt+q で出せるのだが、上に挙げたリンク先の画像を見てもらえばわかるように、リナックスで使おうと思っているカナディアンマルチリンガルではこの文字は第3レベルの青ではなく、赤で示されている( e のところ)。赤は第5レベルである。
第3レベルでキーはいっぱい余ってるんだから、第3レベルに割り振っておけよ、と言いたくなるが、そうここで言っても仕方ない。
第5レベルも出せるようにしたい。

本来なら第5レベルは右コントロールで出せるらしいし、ターミナルで

xev

と打つとキーの機能を確認できるのでやってみると、

ISO_Leve5_Shift

と表示されるので、それでいけるはずなのに、実際に打つと出ない。

そこで、さしあたり用途のなさそうな右Winキーをそれに当てることにして xkb の設定で

XKBOPTIONS="lv5:rwin_switch_lock"

と書いてみたら、右ウィンでうまくいくほか、なぜか右コントロールでも出せるようになった。
アホか、と思うがまあいいや。
(念のため注記しておくが、設定内容の選択肢は/usr/share/X11/xkb/rules/base.lstに記されているものに限られる。上の第3レベルも、下に書く nbsp も同様)

== 05/30追記 ==

その後しばらく使ってみて、ウィンキーをウィンキーとして使うことはまずなさそうなので、より便利な左ウィンを第5レベルにあてることにした。記述は次のようになる。

XKBOPTIONS="lv5:lwin_switch_lock"

右ウィン(実際はfn+Win)はウィンキーとして使える。

========

これで第5レベルもうまくいった。

もう一つ、ハッピーをさらに大きくしてくれることなのだが、xkb のオプションで nbsp を打つキーも設定できる。
nbsp というのは、「ノー・ブレイク・スペース」のことで、つまり改行しないスペースである。
さっき、フランス語の括弧は « » を使うと書いたが、実はこの括弧と中の単語との間にスペースを入れることになっている。
«abc» ではなくて « abc » と書くのだ。
で、そのスペースで改行されてしまうと冴えないことになる。nbsp でなくてはならない。
html なら でいいのだが、普通のテキストとかでどう出すのか知らなかった。(今 Wikipedia 見たら書いてあったけど)
それが、今回簡単に出せるようになった。

夢のようだ。

XKBOPTIONS="nbsp:level3"

とすると、レベル3のスペース、つまり上の設定とあわせて左アルトとスペースで、nbsp が出る。
レベル2 (Shift+Space) でもレベル4 (Alt_L+Shift+Space) でもいいのだが、僕は第3にした。
さらに、nbsp:level3n というふうに n を付け加えておくと、レベル4がより細い nbsp になるようなので、それにした。

結局、僕の/etc/default/keyboardファイルの内容は以下のようになった。

XKBMODEL="pc105"
XKBLAYOUT="jp,ca,ru,ru"
XKBVARIANT=",multix,,phonetic"
XKBOPTIONS="grp:ctrl_shift_toggle, lv3:lalt_switch, lv3:ralt_alt, lv5:rwin_switch_lock, nbsp:level3n"

== 05/30追記 ==

上の追記のようにその後いくつか変更があって、現在は以下のようになっている。

XKBMODEL="pc105"
XKBLAYOUT="jp,ca,ru,ru"
XKBVARIANT=",multix,,phonetic"
XKBOPTIONS="grp:rshift_toggle, lv3:lalt_switch, lv3:ralt_alt, lv5:lwin_switch_lock, nbsp:level3n"

========

これで、nbsp の点を考えるとマック以上の環境ができ上がった。

今日書いた内容は最近いじりまくってる Debian Wheezy LXDE の入った iBook G3 366 SE で試したことだが、ほかのリナックス(のディストリビューション)でも使えるはずである。

05/02の記録でも書いたが、このやり方はシステムの設定、つまりそのパソコンを使う人全員に共通する設定になる。個人用の設定の仕方は05/02の記録の最後の方を参照のこと。システムの設定をしても、個人用に別の設定をすればそっちが優先になると思う)

僕はとてもうれしい。

== 05/17追記 ==

Lubuntuでの設定方法は05/07の記録参照。

== 08/05追記 ==

LinuxMint13Mateだと、「Menu>設定>キーボード」のレイアウトタグの下の方にある「オプション」ボタンを押して出てくる画面で設定できる。上に書いた設定がその画面に出てくる設定のどれにあてはまるのか、ちょっとわかりにくいが、落ち着いて考えるとわかってくると思う。なお、これは個人用の設定。

== 09/06追記 ==

その後、キーボードレイアウト自体を自分で作ってしまう方法を見つけました。面倒な作業ではありますが、それをすれば、この記事で書いたいくつかの工夫は、根本的に不要になります。08/22の記録参照

== 2015/01/12追記 ==

最近仕事で使っているThinkPadX60sにはLinuxMint13Mateが入っているのだが、この機械には右アルトがない。この記事で書いた設定では普通のアルトの機能は右アルトのみに負わせているので、右アルトがない機械でアルトが使いたくなった時に困る。今日困った。で、コントロールとして僕は使うことのない右コントロールにアルトの機能を負わせるために、/etc/default/keyboardctrl:rctrl_raltを書き加え、ThinkPadX60sの記述を次のようにした。

XKBMODEL="pc105"
XKBLAYOUT="jp"
XKBVARIANT=""
XKBOPTIONS="grp:shifts_toggle, lv3:lalt_switch, lv3:ralt_alt, lv5:lwin_switch_lock, nbsp:level3n, ctrl:rctrl_ralt"

"XKBLAYOUT" の行と "XKBVARIANT" の行が簡単な記述になっているのは、この書類はシステムの設定書類だが、LinuxMint13Mateではキーボードレイアウトの設定はパネルのキーボード設定で個人設定が容易にできるので、この書類で記述する必要がないため。なお、Lubuntu14.04でも、2014/08/27の記録の追記で書いたように、現在はシステムの設定は簡素なものとしている。詳細はその記事を参照のこと。僕の持ってるパソコンでこの記事にあるような設定を使っているのは、個人設定が容易ではない(と言うよりシステム設定のほうが手っ取り早い)Debian Wheezy on PPCs(二台)だけになっている。

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2014/05/03の記録:今日のDebian iBook(タッチパッドのタップをオフにする)

今日やったのは、タッチパッドのタップ機能をオフにすること。
(Debian Wheezy LXDE on iBook G3 366 SE)

iBookやPowerBookはデザインの都合でタッチパッドが真ん中にあり、文章を打つ時にどうしても右手の親指の腹のあたりがタッチパッドに触れてしまい、誤作動を起こして不愉快な思いをさせられる。
タッチパッドのタップその他の機能は、便利なものだとは思うが、誤作動が嫌なのでオフにしておく習慣になっている。

ウィンドウズのパソコンでは、モノにもよるが、デザインよりも機能性重視で、真ん中よりやや左にタッチパッドを配置して誤作動を起こしにくくしてあるものが多いと思う。
EeePCはそうなっていないが、もともと感度が低いし、タッチパッド全体がちょっとくぼんでることもあり、あまり誤作動が起こらないので、オフにはしていない。

で、今度デビアンを入れたアイブックは、感度がむやみに高く誤作動が頻繁に起こるので、タップ機能をオフにしたい。
gnomeデスクトップであれば簡単に設定できるのかもしれないが、lxdeはそのへんはやさしくないので、設定に苦労した。

少し前に、ターミナルでタップをオフにするやり方は見つけていた。

sudo trackpad notap

とやればよい。

しかし、毎回ターミナルに打ち込むのは面倒なので、

/home/アカウント名/.config/lxsession/LXDE/

に "autostart" というファイルを作って

@sudo trackpad notap

と書いておいたのだが、それではうまくいかない。
"sudo" が入っているからかもしれないが、よく理由はわからない。

ネットで探して出てきた、

/etc/X11/xorg.conf.d/50-synaptics.conf

をいじるやり方を試してみたが、何の問題なのかわからないがうまく行かない。

結局、LinuxMintPPC Forumの中で見つけた記述に従って、

/etc/pbbuttonsd.conf

というファイルを開き、

TPMode = drag

という行を

TPMode = notap

と直すことでうまく行った。

最初っからこういうのを探していたんだ。50-synaptics.confは色々詳しすぎて面倒だし、もっと単純なやつがどこかにあるはずだと思っていたのに、なかなか見つからなかった。

なお、右クリックは F11 キーに当てられてるようだ。

== (05/16追記) ==

よく理解せず、確信がないままに書いていたのだが、まず、PBButtonsdというのは(リンク先を見れば書いてあるが)アップルのノートパソコン向けのいろいろな設定を司る仕組みらしい。また、trackpad notap というコマンドもこのPBButtonsdの仕組みに包摂された仕組みと言えるようで、PBButtonsdのページには、PBButtonsdの "parents" のうちの一つとして "trackpad" が明記されている。具体的な関係はよくわからない。Ubuntuフォーラムの "Thread: "sudo trackpad notap" on wake-up" が参考になる。xorg.confの方は、機能の上でいろいろと関わってくるだろうが、それらとはちょっと別の仕組みだろうと思われる。

== (2016/04/20追記) ==

この記事の内容は、上の追記にあるようにPPC、つまりアップルの古い機械の場合にのみ有効なもので、普通の機械については2016/04/20の記録で少し書きましたので、そちらをご覧ください。

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2014/05/02の記録:今日のDebian iBook(LibreOfficeのアップグレードとキーボードレイアウトの追加)

飽きるまでこのネタが続く。

今日やったことは、バックポートを利用した libreoffice の3.いくつから4.1へのアップグレードと、キーボードレイアウトの追加。
(Debian Wheezy LXDE on iBook G3 366 SE)

バックポートを利用したリブレオフィスのアップグレード

Divide et imperaさんの記事

Backports - Debian Wiki
を参考にした。

まず、
/etc/apt/sources.list
をliefpadで開いて(root権限)次の一行を付け加えることで、バックポートのリポジトリを追加した。

deb http://ftp.debian.org/debian wheezy-backports main contrib non-free

(実はこの前に、別の色々なところから情報を得て、別のアドレスを三つぐらい試したのだが、既に使えなくなっていたらしく、うまく行かなかった。上のアドレスはDebian WikiのBackportsのページに書いてあったので、一番最初に試せても良さそうなものなのに、検索で探し当てるのに手間取った)

その後、

sudo apt-get update

をやってから、

sudo aptitude -t wheezy-backports install libreoffice

で、リブレオフィスの新しいバージョンをインストール。
apt-getではなくてaptitudeを使ったのは、Debian Wikiでそうなっている上に、たまたま目にした記事で、後者の方がちょっと手厚い対応らしいことを知ったから。

libureofficeのインストールの過程で、依存関係の問題で何やら質問されたが、提案された選択肢にしたがった。 アップグレード前のことをよく覚えていないのだが、 mathがなくなったみたい。これはどういうことだろう?

キーボードレイアウトの追加

Keyboard - Debian Wiki

Keyboard configuration in Xorg - ArchWiki
を参考にしてやった。

まず、 DebianWikiでは、console-data と keyboard-configuration が必要と書いてあるが、Synapticパッケージマネージャで確認すると、後者はインストールされていたが、前者はインストールされていなかったので、インストールした。
途中、何かを変更するか否か見たいなことを聞かれたので、怖いので変更しなさそうな選択肢を選んだ。何が行われたのかよく分からん。

(この作業、つまりconsole-dataのインストールは必須だったのだろうか? との疑問がわいた。これをやる前に先のことを試してみればよかった。 DebianWikiの冒頭で書いてあるんだから、多分必須なんだろうと思うけど)

キーボードレイアウトの追加は存外簡単で、
/etc/default/keyboard
をいじればよい。

XKBMODEL="pc105"
XKBLAYOUT="jp"
XKBVARIANT=""
XKBOPTIONS=""

こうなっていた部分を、最終的に次のようにした。

XKBMODEL="pc105"
XKBLAYOUT="jp,ca,ru,ru"
XKBVARIANT=",multix,,phonetic"
XKBOPTIONS="grp:ctrl_shift_toggle"

03/12の記録で書いたEeePCの設定に合わせ、カナディアンフレンチとロシア語ロシア配列、ロシア語フォネティック配列(JPやUSのローマ字配列の文字の音に基本的に合わせたキリル文字が出る配列)の三つを付け加えたわけ。

XKBLAYOUTの行は基本的にそのキーボード配列が使われている国の二文字のコードを選ぶ。
日本のとカナダのは一種類だから一度だけだけど、上に書いたようにロシア語の配列は二種類用意しておきたいので、ruを二回繰り返して書いた。

XKBVARIANTの行は、LAYOUTで選んだ国の配列の中から、さらに配列を選択して指定する行。その国の一番普通の配列の場合は空欄にしておけばよいので、上のデフォルトの設定では何も書いてなかった。
が、僕はCAとRUで、普通じゃないやつを選ぶので、書かなきゃいけない。
LAYOUTの行に合わせて四つ分指定して、それぞれの間をカンマで区切るわけだが、JAと一つ目のRUは普通のやつなので何も書かない。そのために、上のような書き方になっているわけ。
場合によっては ",,,phonetic" みたいなこともありうるわけだ。

XKBOPTIONSの行はオプションの行だが、ここで切り替えの仕方(ホットキー)を指定できる。 grp: というのがホットキーの指定の合図だと思うが、よく知らない
僕はシフトとコントロールキーを同時に押すと、順番に切り替わるやり方を選んだので、上のような記述になった。 切り替えの仕方は他にもいろいろやり方があり、その設定の記述の仕方を紹介しているところがあったと思うのだが、今見つからない。(たぶんArchWikiから飛べたと思うが、確信はない)

【この辺りのことについて、必要があってさらに調べた。下でも出てくるが、
/usr/share/X11/xkb/rules/base.lst
というファイルを見れば、ここで紹介している xkb の設定に必要な情報はたいてい手に入る。-optionとして選べる内容もこの中に書かれていて、grp: はレイアウトの切り替えに使うホットキーの設定の合図で正しかった。ほかに、lv3: は第三レベルの文字を呼びだすためのキーの設定、ctrl: はctrlキーとしてほかのキーを使いたい場合の設定、keypad: はテンキーについての設定。ほかにもある。いろいろなことができそうだ。詳しくは05/06の記録参照。ArchWikiには上で紹介したファイルを見るように、と書いてあったのであって、他サイトへのリンクがあったわけではなかった。(05/07)】

さて、カナディアンフレンチなのだが、lubuntu on EeePCでは前に書いたようにlegacyというのを使っている。これは、メインのパソコンのMacOSXではフランス語を打つのにCanadian French CSAとかいうのを使っているのだが、lubuntuの設定画面ではそんな名前の配列は出てこず、試したうちで一番近いと思ったのがCanadian French Legacyだったため。
で、これをどう記述すればいいのか分からなかったので最初は単純に

XKBVARIANT=",legacy,,phonetic"

と書いた。

設定を反映させるためにパソコンを再起動させるわけだが、 Debianでは起動中の作業の様子をちゃんと文字で教えてくれる。それをみていたら、正確な記述は忘れたが、CAのVariant "legacy" は正しくない、みたいなことが出てきた。(このパソコンは古く、したがって動きが遅いために何とか読める。早いパソコンだとあっという間に行が進んで行って、読めないとおもう)

で、立ち上がってから画面の右下隅をみると、下の写真で(つまり今)JPとなっており、そうなっているべきところがUSとなっていた。
(これはパネルを右クリックして「パネルアイテムの追加/削除>追加」で追加した「キーボードレイアウトスイッチャー」の表示。旗画像とテキストを選べ、テキストにしている)

設定していないUSが出てきてしまうのは不具合があるからで、さっきやった console-data のインストールのせいではないか、元に戻せないのではないか、と不安になった。とりあえず記述として間違いのないように

XKBLAYOUT="jp,ru"
XKBVARIANT=""

として再起動してみたら、USは消えてJAとRUが切り替えられるようになった。
記述の間違いによるものだということが分かったので、安心して、キーボードレイアウトの正しい記述の仕方を書いたリストでもないかとネットで検索してみる。
なかなか見つからなかったが、たどり着いた "Keyboard configuration in Xorg - ArchWiki" を読むと、灯台下暗し、必要なリストはネット上ではなく、パソコンの中、
/usr/share/X11/xkb/rules/base.lst
にあった。

それをみると、カナディアンフレンチレガシーは "ca" の "fr-legacy" と記述することが分かった。
確かにカナダのレガシーはフランス語以外にもあり得るのだから、分かってみれば当たり前であった。
ただし、色々探しているうちに、 MacOSXでCSAと呼ばれている配列に一番近いのは、レガシーではなく Canadian Multilingual だということが分かったので、fr-legacy ではなく multix と書いた。(Canadian Multilingualは上のリストをみると三種類あるのでどれか迷ったが、一番普通そうなので問題なかったから、それでよしとした) これで設定完了。ちゃんと機能する。

さて、ここまで紹介してきた
/etc/default/keyboard
をいじるやり方は、root権限が必要なことからも分かるようにシステムの設定で、早い話がそのパソコンを使うひと全員に関わる変更。
僕の場合は僕しか使わないので別に問題ないのだが、複数人で使う場合は個人毎の設定にしたいところだろう。
そのためには、他にもあるのかもしれないが僕が思いつくやり方としては、次のようなやり方がある。

これも "Keyboard configuration in Xorg - ArchWiki" に書いてあることだが、端末で

setxkbmap -model [xkb_model] -layout [xkb_layout] -variant [xkb_variant] -option [xkb_options]

というコマンドを出せばいい。(いらない部分ははしょれる)
具体的に、僕のやった設定にあわせて書くと、

setxkbmap -model pc105 -layout jp,ca,ru,ru -variant ,multix,,phonetic -option grp:ctrl_shift_toggle

とすればいいんだと思う。

毎回ターミナルに打ち込むのは面倒だろうから、
/home/アカウント名/.config/lxsession/LXDE/
にautostartというファイルを作って、上の一行を書いておけばうまく行くんじゃなかろうか。(もちろん、すでにautostartがあるのなら、追記する)
ただし、僕自身はdebian上では試してないので、保証はできない。
(lubuntuのEeePCにはjwmを入れてあるのだが、そのjwmの設定ファイルの自動起動のところに上の一行を書いた場合は、うまく行った)

これで書くべきことは書いたのだが、元々lubuntuのネタとしてカナディアンフレンチ・レガシーについての愚痴を書こうかと思っていたところだったので、ついでにここで書く。
OSXのCSAやmultixでは、shift+.(ピリオド) は " になるのだが、fr-legacyでは shift+. は . である。
また、CSAやmultixでは、shift+^(アクサンシルコンフレクス。日本語配列だとアットマークのキー) は ¨(トレマ) になるのだが、fr-legacyだと shift+^ は ^ 。
アホかと言いたい。
限りあるキーを大切にしろと言いたい。
そんなことをしてるから、それなりに使うアットマークが右アルトを押さなければ出せなくなってしまうなど、面倒なことが色々出るのだ。(アットマークは shift+2 であるべきなのに、そこに shift+. に収めてもらえなかった " が来てしまったせいで、アットマークは 右Alt+2 に押しやられているのだ)

こんな配列は使えないな、xmodmapで自分で設定しなければならないのか、と思っていたところで、multixというのに気づくことができたので、大変によかったと思っている。
別に使う当ても必要もないのに、長い時間かけてiBookで遊んでみた甲斐があったと思っている。
ただ、lubuntuでは、そしてもしかしたらLinuxMintでも、よく覚えていないが設定画面にマルチリンガルがでてこなかったような気がするので、思い通りの環境を手に入れるにはもうひとやまあるかもしれない。

【今確認したら、lubuntuのキーボード配列選択リストの中にも、カナディアンマルチリンガルは普通にあった。最初にlubuntuの設定をした時、選べるすべてのカナダの配列を試したと記憶していたのだが、勘違いだったようだ。なぜマルチリンガルを試さなかったのかよくわからない。ただ、OSXのCSAとは違うところがあって、CSAではスラッシュはアルト+日本語キーボードのスラッシュキーなのだが、マルチリンガルでは半角/全角キーがスラッシュになってる。元ウインドウズのパソコン(のキーボード)なら、それで問題なく、むしろ便利なくらいだが、マックのパソコンには半角/全角キーがないので、ちょっと困る。どうしたものか。とりあえず現状可能な回答は、fn+0 つまりテンキー利用、のようだ。この点、CSAに比べて不便だ。(05/03)】

【その後、キーボードレイアウト自体を自分で作ってしまう方法を見つけました。面倒な作業ではありますが、それをすれば、この記事で書いたいくつかの工夫は、根本的に不要になります。08/22の記録参照。(09/06)】

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2014/05/01の記録:Debian on iBook G3 366 SE の不具合修正(Catfish)

この前DebianをいれたiBook G3 366 SE(調べたら、僕のiBookはこう呼ばれるらしい)に、EeePC上のLubuntuで使っているファイル検索ソフトのCatfishをインストールして使おうとしたが、動作しない。

ターミナルで起動させて見ると、

fg ジョブ制御が無効です

と出る。

意味が分からない。

"catfish fg debian" でgoogle検索してみて出てきたページの投稿にしたがって
/usr/bin/catfish

%python% /usr/share/catfish/bin/catfish.py "$@"

python /usr/share/catfish/catfish.py "$@"

と改めたら、うまく行くようになった。

意味が分からない。

いずれにしても、そのページで質問をされた alb氏、適切な回答をなさったMALsPa氏、どこのどなたか存じませぬが、感謝致しております。

ついでに、前回不具合の修正に難儀した xfce4-power-manager についてだが、バッテリーが減っていく(状況を伝えてくれた)ところまではよかったのだが、残り少なくなったので電源を接続すると、8%なのに「フル充電」と出て、それ以上アイコンも変わらず、数字も変わらなくなった。

前回の困った状況と同じ。

前回わざわざ書いたことは不具合の問題と関係なかったようで残念だが、設定が保存されるようになったのはあの作業のお陰なのでそれはまあ、よしとする。

で、電源をさしたまま再起動させてみたらちゃんと動作するようになった。
が、抜くと、アイコンは変わったものの電源が抜いてあるのに「アダプタは通電しています」と出る。残量の数字は増えるようだ。

もう一度電源をつなぐと、また、 34% なのに「フル充電」と出て、数字が変わらなくなる。

抜き差しすると不具合が出るようで、もうひと悩みふた悩みが必要なようだ。

【その後、デビアンを入れたマックの機械ではxfce4-power-managerはうまく働かないことがわかったので、使うのはやめました。詳細は05/19の記録05/27の記録などを参照のこと。(07/14)】

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2014/04/27の記録:初代グラファイトiBookにDebian 7.4.0 PPC lxdeをインストール

前の記事でそういう予定があることにちょっと触れたが、昔の愛機ibookグライファイトFirewireなしにDebianを入れてみた。
xfceのねずみに惹かれたものの、軽いといううわさと、lubuntuでなれている点を重視して、lxdeのにした。
詳しいことは後で書くとして、今日は取り急ぎ、一番難儀した点だけ。

電源管理がうまくいかず、バッテリー残量がうまく表示されなかった。
power managerはlubuntuで使っていて勝手の分かっているxfce4-power-managerを入れたのだが、これがうまく動作しなかった。

まず、ネット検索で出てきた記述に従って、
/etc/modules

pmu_battery

という一行を追加。

「設定/デスクトップセッションの設定」の電源管理のところにチェックを入れてパソコンを再起動するとxfce4-power-managerが働いて下のパネルに表示されたので、うまく行ったかに思えたのだが、最初に出た状態のまま、バッテリーが減っても、ACアダプターを接続してもアイコンが変わらず、ポップアップで出てくる情報の内容も変わらない。
また、xfce4-power-managerの設定画面で各種設定をしても、ログインしなおすと設定した内容がデフォルトに戻ってしまう。

何時間も試行錯誤した末に、
/home/アカウント名/.config
を見てみると、
xfce4
というディレクトリがある。それの中をどんどん見ていくと、二つ下にあるファイルを見ようとしたときだったと思うが、許可がないとか言ってきたので、自分のアカウントの設定が見られないのはおかしいと思って右クリックでパーミッションを確認してみた。
すると、何でそんなことになるのか分からないが、root権限でないと見ることもできないようになっていた。

さかのぼって確認すると
/xfce4/
ディレクトリから既に所有者がrootになってたので、それ以下の所有者をすべてアカウント名に設定しなおすとうまく行くようになった。

そもそも設定が保存できないことに気づいた時点で、パーミッションの問題じゃないかと一瞬思ったのに、その思いつきを深く追求しなかったせいで、何時間も無駄にしてしまった。

【その後、これで不具合が解消したわけではないことが分かりました。05/01の記録参照(05/01追記)】

一応初代グラファイトibook上のDebianの使い心地を書いておくと、かなり遅い。
今、その環境でiceweasel(ブラウザ)を使ってこの書き込みをしているのだが、文章を打つにももっさりした感じでかなりじれったい。
でも、この投稿ができているのだから、まったく使えないというわけでもない。

あと、僕がこだわっている入力メソッドだが、MozcはPPC向けのがないみたいだし、Debianのこのバージョン向けのFcitxには日本語入力メソッドがないみたいなので、iBus-Anthyを使っている。
iBusはバージョンが古いので、ちゃんと使える。

== 以下04/28追記 ==

ついでに今回の試行錯誤で分かったことを追記しておこう。
/proc/pmu/battery_0
を見ると、現在のバッテリー関係の状況が分かる。
参考記事

また、
/sys/class/power_supply/PMU_battery_0/
の中の各ファイルからも、同様の情報がとれる。
参考記事

写真もあげておく。


(ibook G3 上の Debian。左側、USBにささっているのは、ワイヤレスマウスの、なんて言うのか、飛ばすやつ。15年くらい前はこんなにでかかったんだよ、わかいひと。右側にあるマウスは、ふたをなくしちゃったわけではなくて、エネループが液漏れしてるっぽく、不安なのでふたをしめずに使ってる。エネループ、高いんだから液漏れしないでよね。RIP SANYO)


(画面はこんな感じ。こういう写真って、犬の写真だとか赤ん坊の写真と同じで、お前以外誰が喜ぶんだよって言われるだろうことは覚悟している)

全く関係ないが、今晩撮った写真。

(人目を気にしながら何枚もとったのに、ピントの合ってる部分が少しでもあったのが、この一枚だけだった)

| Linux関連 | 23:51 | comments(0) | trackbacks(0) |

2014/04/23の記録:三たびLubuntuの入力メソッド設定について

【すみません。執筆時点で認識不足があったのか、その後の状況の変化があったためなのかわからないのですが、現状ではこの記事は不正確であることが判明しました。08/27の記録をご参照ください。(08/27)】

多くの人にとってどうでもいいことであることは承知しているが、一旦書き始めてしまったことなので、何か変化があれば書く。

前回の記事で、14.04へのアップグレードによってFcitxの不具合が解消されたので、03/12の記録で紹介したやり方はやめて、Fcitxの方で入力メソッドのオン/オフそれぞれの専用キーを設定し、入力メソッドとしては「Mozc」と「キーボード - 日本語」を設定しておくことにしたと書いた。

しかし、Fcitxのバグが治ったことは事実で、喜ばしいことであるのは確かなのだが、結局03/12の記録の設定に戻すことにした。

つまり、Fcitxの治った機能を使うのはやめて、Fcitxの設定では入力メソッドを「Mozc」のみにして、Mozcの設定の方で、「IMEのオン」/「オフ」専用キーを設定したということである。(やり方は当該記事を参照のこと)

以下、その理由。

確認しておくと、入力方法について僕が求めていることは次の二点。

  1. 日本語入力、フランス語入力(カナディアンフレンチ配列)、ロシア語入力が簡単に切り替えられるようにすること
  2. スペースの右のキー(変換キー)を押すと確実に日本語入力ができ、スペースの左(無変換キー)を押すと確実にローマ字入力ができること(キリル文字がからむとひと手間増えるのは仕方ない)

Ubuntu系のディストリビューションで(というのは、Ubunt系以外のLinuxは試したことがないので)これを実現するには、キーボード配列(JP、CA、RU)の切り替えはシステムのキーボード配列の切り替えで行い、それとは別に、Fcitx-Mozc(もしくはIbusやAnthy)によって日本語入力と直接入力の切り替えを行う。

それが実現された状態として理想的なのは、直接入力の際はキーボード配列の設定で選択した配列に従った文字が打て、日本語入力の際は、キーボード配列の方で選択したものとは無関係に、日本語入力用の配列を自分で設定することができる状態(「状態1」とする)。

MacOSXのいくつか前のバージョンではこれと同等の状態が仕組みとしては実現していた(*)。しかしこれは仕組みとして実現していただけで、実際の使用に耐えたのは日本語入力用として日本式配列(Fcitxのいわゆる「キーボード - 日本語」だが、OSXの場合どういう名称だったか忘れた。USをそれにあてていたんだったかもしれない)を設定した場合のみ(他のキーボード配列を日本語入力用に選んでしまうと、何かと不具合が生じた。具体的に言えば、機能しないキーが頻出した)。そのため、実質上次の状態と一緒。

【*何回か前のバージョンアップで仕組みが変わったので、できなくなったかと思っていたがそれは勘違いで、今確認してみたら現行のマーベリックスでもできた。"ことえり"環境設定で「英字のレイアウト」を変えれば、例えばカナディアンフレンチで日本語がうてる。が、それでは使い物にならないのも元通り。デフォルトはU.S.で、それ以外だと不都合が多そうだ。(04/27)】

で、次善の状態(「状態2」とする)は、直接入力の際はキーボード配列の設定で選択した配列に従った文字が打て、日本語入力の際は、キーボード配列の方で選択したものとは無関係に、日本式配列に従って日本語が打てる。日本語用に好みの配列を選ぶことができない点が状態1との違い。

これはMacOSXで実現している他、僕が実際に確認できたものとしては、LinuxMint13Mateで実現している。僕自身で確認したわけではないが、おそらくLinuxMint13が元にしているUbuntu12.04を元にしたディストリビューション、さらに言えばちょっと前のバージョンのIbusが使えたディストリビューションでは、実現できたのだろうと思う。

【その後、Debian Wheezyでも実現していることを確認した。(08/12)】

残念ながら、Lubuntu14.04では、現状では、このどちらも実現できない。

【すみません。これ、嘘でした。冒頭に追記したように少なくとも2014/08/27現在では正しくありません。08/27現在、Lubuntu14.04ではFcitx-Mozcによって状態1が実現できます。詳細は08/27の記録をご参照ください。(08/27)】

04/19の記録で紹介した設定(「状態3」とする)だと、日本語入力をしようとするとキーボード配列が自動でJP(日本式配列)に切り替わってしまう。実際にやってみないと何が違うのかわかりづらいだろうが、上のふたつの状態では、日本語入力をするときにはシステムのキーボード配列を無視するのであって、切り替えるのではない、というのが大きなポイント。

なぜかというと、例えばフランス語を打っていて、日本語をうつために日本語入力に切り替えたとすると、もう一度フランス語を打ちたくなったときに、状態3では直接入力に切り替えるキー(僕の設定では無変換キー)を押すだけではフランス語が打てない。キーボード配列が日本式配列になってしまっているからである。キーボード配列の切り替えの操作が必要になる。

状態1、2ならば、日本語入力に切り替えてもキーボード配列が切り替わることはないので、もう一度フランス語を打ちたくなったら直接入力に切り替えるキーを押すだけでよい。日本語はシステムのキーボード配列の設定の如何にかかわらず日本式配列に従って打てるので、問題ない。

では、Lubuntu13.10における最良の状態であり、14.04でも選ぶことのできる03/12の記録で紹介した設定(「状態4」とする)はどういう状態かというと、キーボード配列の選択が日本語入力のオン/オフによって自動的に切り替わることはないが、日本語入力メソッドはシステムのキーボード配列をそのまま利用するので、入力メソッドがそれに基づいて設計されているところの日本式配列に無い文字や記号(日本語入力メソッドの読めない文字や記号)が打たれると、その文字がそのまま出てきてしまう。

つまり、数字やローマ字アルファベット26文字、一般的な記号のキーであれば問題なく日本語入力ができるが、アクサン付き文字や一部の記号、キリル文字などが打たれた場合は、その文字や記号がそのまま出る。

そのため、フランス語やドイツ語など、基本的にローマ字を使っているキーボード配列なら、いくつかのキーは使えなくなるとしても、たいていのキーは(並びが異なるだけで)日本語入力に利用でき、日本語の文章を打つことは可能だが、ロシア語配列やギリシア語配列などを使った場合は数字と句読点以外はほぼ全滅となるので、日本語の文章は打てないと言っていい。

この状態4と、先ほど説明した状態3では、どちらがいいかは一概に言えない。

状態3の欠点は日本語からフランス語・ロシア語に戻る際にひと手間余計にかかる点だが、フランス語・ロシア語から日本語にうつる際はワンタッチですむ。

状態4の欠点はロシア語入力と日本語入力の切り替えに必ずふた手間かかる点だが、フランス語配列を使用している場合であれば、日本語入力の際に多少の不便はあるものの、ワンタッチでの切り替えが可能。

どちらを取るかは判断のわかれるところだろうが、僕はロシア語はさほど使わないので、フランス語と日本語の切り替えが簡単な状態4を選ぶことにしたというわけである。

状態4の問題点は実はもうひとつあって、パネルに表示されるアイコンが日本語入力の際も直接入力の際も変化しない点だが、03/12の記録の最後に追記したように、Mozcの「状態パネル」を常時表示させる設定にすれば、解決できる。(設定方法は当該記事参照)

状態パネルが邪魔に思われるなら、「パネルの設定」で、「パネルアプレット」に「空白」を追加し、「編集」によってその大きさ(幅のこと)を適切に設定した上で、「Mozc状態パネル」をその空白の位置においておけばいいと思う。

状態パネルのスキンをclassicにした場合、「空白」パネルの大きさは100くらいでちょうどよい。もちろん「状態パネル」に表示させるアイコンの選択によってその数字は上下するが。

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